WORKS
施工事例

素材を活かした陶芸家の家
種別:リフォーム
構造:木造2階建て
工事内容:水廻り、リビング、外壁
工事期間:4か月
古民家を良さを残しつつ住み良く
築100年の古民家を今のニーズに合わせてより住まいやすく、そして陶芸家の奥様のギャラリーとして、生まれ変わりました。1年以上に渡り打ち合わせを重ね、4ヶ月近くの工期をかけて完成しました。
Before(施工前)
Tさま邸の大広間。(今回のリフォームでは手をつけていません)
太く堂々とした梁と細部までの作りの良さが100年経ってもまったく色褪せを感じさせません。T様ご家族は「この大広間を残したい」との思いを持ち続けておられ、当初はこの広間だけを残すことも検討されたそうです。しかし、水廻りのリフォームにあたり、建物を調べたところ、建物にはまったく問題なくこれからも使えるばかりか、今はもう手に入れる事すら難しいという木材が使われていることが解りました。
そこで、この家を住みやすく快適に、そして素材感を活かした空間を作り出すことを決意されました。
玄関・廊下
玄関を入れば風格のある住まいのイメージをそのままに、落ち着いた印象となっています。
陶芸家の奥様の作品が目をひきます。土間に埋め込まれた陶器の破片は、奥様が一つ一つ埋め込まれました。
玄関収納の下部には照明を設置しました。間接照明の明かりが足元を優しく照らします。
洗面所への通路の窓際にはギャラリースペースを設けました。
リビング・ダイニング・キッチン
リビング・ダイニングは、古民家の高い天井高を活かし、開放的な空間となっています。
太く美しい梁や柱はそのまま見せています。
ダイニングには、照明付きの飾り棚を設置しています。
来客者と顔をあわせることのできる対面式のキッチン。
和室
リビングにある和室です。
和室上部の「お手伝いさんの部屋」をそのまま残してロフトの様に使用しています。また、和室は天井が低くなっていますが、穴蔵風で不思議に落ち着けるスペースになりました。
こちらの和室は、リビングダイニングから続いています。和室からは、坪庭を眺めることができます。
大屋根ギャラリー
奥様が制作された陶芸作品のギャラリーとしてご使用されています。
2階大屋根に上がる階段には、別の場所に設置されていた竹の格子を移設しました。漆喰調の壁の風合いが美しく調和しています。